アジカンのコピバン編
はじめに
人がギターを弾き始める理由は様々だが、ギタリストなのに全く音楽を聴かないという人間は殆ど居ないと思う。そして音楽を聴いているということは、その人にとって好きな曲がひとつやふたつあってもおかしくはない。
したがって、ギターを弾いている人は少なからず自分の好きな曲、ひいては好きなアーティストの曲をコピーしたことがある、ということになる。
筆者も例に漏れず、先日ASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲(+1曲)をコピーバンドにて演奏してきた。で、せっかくなので機材やセッティングを残しておこうと思ったワケ。
早速いってみよう!
セットリスト
今回演奏した曲は以下の通り。
Re:Re:
迷子犬と雨のビートさよならロストジェネレイション
Funny Bunny/The pillows
リライト
遥か彼方
※ASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲はアーティスト名省略
セットリスト考案者曰く「後半は客に媚びた」とのこと。
ちなみに私の担当パートはギターボーカルです。
機材&セッティング
まずはギターから
Gibson Les Paul Special DC(多分1995年製)
基本的にピックアップはリアのみ使用。さよならロストジェネレイションの時だけ、センターポジションを使います。
リアのボリュームはフルテンで、トーンは8くらい。フロントのボリュームはゼロにしておいて、手拍子等で一時的にギターから手が離れる際に、セレクターの切り替えでキルスイッチになるようにしています。戻すのも簡単だし、私のボードはチューナーが少し奥にあるので踏みにくい(どうにかしろ)ので、今のところこれが最適解と思っています。
お次はアンプ
Roland JC-120
ライブハウス備え付けのものですね。
ディストーションをカチッとなる最小レベルに設定。リバーブは9時にして、EQはその都度流動的。他の楽器隊と帯域の取り合いがあるので、常にこの設定という訳ではないですが、キンキンしない程度にトレブル・ミドルやや上げ目の設定にすることが多いかもしれません。
そしてエフェクターたち
①BOSS TU-3
便利。見やすい。チューニングが合った時ピコーンってなるのが可愛い。
②Ibanez TS9
ファニバニ、リライトの時に踏んでいます。ゲインを稼ぎつつも、少し重心低めの音にしたいときに重宝しています。TS808よりも少し使いやすいイメージがあります。
③Guyatone HDm5
ディストーションとオーバードライブの中間のような音が出ます。今回はゲインもレベルもかなり下げていますが、他の歪みペダルと併せて使うので、そこそこの歪み量になります。羅針盤、Re:Re:、ロスジェネ(歪むところ)、遥か彼方で使用しています。
アジカンのコピー(特に初期曲)をする際には心強いペダルです。
④MAXON DS830
レベル、トレブルを下げて、ベース、ゲインを上げています。迷子犬と雨のビートで使用しました。そこそこの歪み量を確保しつつ、リードギターやシンセの音が前に出るようにEQを調整したい、というときにベースとトレブルが別々に調整できるのがありがたいですね。
⑤KarDiaN C10H12N2O(セロトニン)
ゲインを下げて使用しています。私のセッティングではこの子を常にONしているので、この音を基礎にして他のエフェクターのセッティングを作っています。単体でクランチサウンドを作るのも、他の歪みと組み合わせて使用するのにも使えるので強いです。
⑥One Control Granith Grey Booster
原音より少しだけボリュームアップするくらいの設定です。ソロは弾かないので、ブリッジミュートの厚みを増したりするために踏んでいます。
⑦Ibanez ADMINI
常時ごくごく短いショートディレイをかけています。擬似的ですが音の厚みを得ることができ、お守り的に使用しています。
⑧ZOOM MS-70CDR
なにかと便利な空間系マルチストンプ。今回はEQとして使用しています。(付け焼刃)また、Re:Re:や遥か彼方でテンションが上がった時にフランジャーを踏んでいます。
⑨BOSS DD-7
Re:Re:イントロのセッション部分で使用。
⑩VITAL AUDIO VA-08 MKⅡ
⑪TEA POND Today's Tea Number 8 ダージリン
ピックケース。全体的に音が良くなります。(プラシーボ効果)
というわけで紹介は以上。アジカンに限らず、長くバンド活動をしているアーティストさんは、年代ごとにサウンドが変わることもしばしばあるので、なかなか音作りが難しいところ。でもそこが楽しいところ。
奇しくも本日は、アジカンのライブ当日。コピーした曲は演奏されるのだろうかと期待しながら行ってきます。
この記事を書いた人